大雨で停電・断水したとき、オール電化住宅はどうなる?
2026/09/08
こんにちは、エコ住まいる館です。
台風や線状降水帯など、大雨による災害が増えています。
「もし大雨で停電したら、オール電化の家ってどうなるの?」
「断水したらエコキュートのお湯も使えなくなる?」
「IHもエアコンも使えないとなると、何を準備しておけばいい?」
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
今回は大雨による停電・断水が起きたとき、オール電化住宅で何が起こるのか、そして事前にどんな備えをしておけば安心なのかをわかりやすく解説します!
そもそも「停電」と「断水」は別物です!
まず知っておきたいのが、
停電したからといって、必ず断水するわけではありません。
電気と水道は別々のインフラだからです。
ただし、住宅や地域の設備によっては、停電によって断水が発生するケースがあります。
たとえば、マンションなどで給水ポンプを使っている場合。
ポンプを動かすための電気が止まると、水を各家庭へ送れなくなり、断水してしまうことがあります。
また、大雨や洪水によって水道設備そのものに被害が出れば、停電とは関係なく断水する可能性もあります。
つまり、大雨の災害時には、
「停電」と「断水」が同時に起こる可能性も考えて備えておくことが大切です。
停電するとオール電化住宅はどうなる?
オール電化住宅は、その名のとおり生活に必要なエネルギーを主に電気でまかなっています。
そのため、停電すると普段当たり前に使っている設備が一気に使えなくなる可能性があります。
IHクッキングヒーター
当然ですが、電気がなければIHは使えません。
「今日は料理どうしよう……」
ということになってしまいます。
災害時には、カセットコンロを1台用意しておくだけでも安心感が大きく変わります。
エアコン
夏場や冬場の停電では、エアコンが使えないことも大きな問題です。
特に真夏の大雨・台風では、停電が長引くと室温が上昇する可能性があります。
小さなお子さんや高齢の方がいるご家庭では、暑さ・寒さへの対策も考えておきましょう。
冷蔵庫・冷凍庫
停電すると冷蔵庫も停止します。
扉を何度も開け閉めすると庫内の温度が上がりやすくなるため、停電時はできるだけ扉を開けないことがポイントです。
保冷剤やクーラーボックスなどを準備しておくと安心です。
では、エコキュートはどうなる?
ここが今回の本題です!
停電すると、基本的にエコキュートは新たにお湯を沸かすことができません。
なぜなら、エコキュートは電気を使ってヒートポンプを動かし、お湯を沸かしているからです。
ただし、
停電した瞬間に、タンクの中のお湯が全部なくなるわけではありません。
ここが大切なポイントです!
エコキュートは、あらかじめお湯を沸かしてタンクに貯めておく「貯湯式」の給湯器です。
そのため、停電した時点でタンクにお湯が残っていれば、機種や状況によっては、そのお湯を使える場合があります。
つまり、
停電=すぐにお湯が完全になくなる
というわけではありません。
ただし、停電中は追いだきや沸き増しなど、電気を必要とする機能は基本的に利用できません。
「タンクにどれくらいお湯が残っているのか」を確認しておくことが大切です。
断水したらエコキュートのお湯はどうなる?
ここはさらに注意が必要です。
断水している場合、普段どおりに蛇口からお湯を出せるとは限りません。
また、エコキュートの貯湯タンクに水やお湯が残っていたとしても、機種によって非常時の取り扱い方法が異なります。
実はエコキュートの貯湯タンクは、災害時に生活用水として利用できる場合があります。
ただし、
「タンクの水=そのまま飲める水」ではありません。
飲用できるかどうかは、メーカーや機種の取扱説明書を必ず確認してください。
また、タンクから水を取り出す方法も機種によって違います。
災害が起きてから説明書を探すのではなく、
平常時に「非常時にどうやって水を取り出すのか」を確認しておくこと
大雨による停電・断水に備えて、何を準備する?
では、実際に何を準備しておけばいいのでしょうか?
おすすめの防災アイテムを紹介します!
① 飲料水
まずは水です。
停電・断水が起きると、飲み水の確保が最優先になります。
普段からペットボトルなどの飲料水を備蓄しておきましょう。
② 簡易トイレ
実は災害時に非常に困るのがトイレです。
断水すると、普段どおりトイレを流せなくなる可能性があります。
「水がないからトイレが使えない!」
という状況を避けるためにも、携帯トイレ・簡易トイレなどを備えておくと安心です。
③ カセットコンロ
オール電化住宅では特に重要です。
停電するとIHが使えないため、カセットコンロがあるだけで、
- お湯を沸かす
- レトルト食品を温める
- 簡単な調理をする
といったことができます。
カセットボンベの備蓄も忘れずに!
④ モバイルバッテリー
スマートフォンは、災害時の重要な情報収集・連絡手段になります。
停電に備えて、モバイルバッテリーやポータブル電源などを準備しておくと安心です。
⑤ 懐中電灯・ランタン
停電すると夜間は家の中も真っ暗になります。
スマートフォンのライトだけに頼るのではなく、懐中電灯やランタンも準備しておきましょう。
太陽光発電があれば停電しても大丈夫?
「うちは太陽光発電があるから大丈夫!」
と思っている方。
ちょっと待ってください!
太陽光発電システムを設置していても、停電したら家中の電気が普段どおり使えるとは限りません。
太陽光発電には、停電時に電力を供給するための「自立運転機能」が備わっている場合があります。
ただし、使用できる電力やコンセント、操作方法などはシステムによって異なります。
そのため、
「太陽光発電があるから安心」ではなく、「停電時にどこから電気を使えるのか」を事前に確認しておく
ことが重要です。
防災チェックリスト
最後に、これだけは確認しておいてほしい!というポイントをまとめます。
普段から確認しておきたいこと
- エコキュートのメーカー・型番
- 貯湯タンクの容量
- 停電時にどの機能が使えるか
- 断水時にタンクの水を取り出せるか
- 非常時の水の取り出し方法
- 太陽光発電の自立運転方法
- 分電盤の場所
- 非常用コンセントの場所
そして、
取扱説明書はすぐ取り出せる場所に保管しておきましょう。
スマートフォンにPDFを保存しておくのもおすすめです。
まとめ|災害が起きる前の「ちょっとした準備」が大切!
大雨による停電・断水は、いつ起こるかわかりません。
オール電化住宅の場合、停電するとIH・エアコン・冷蔵庫など、生活に欠かせない電気製品が使えなくなる可能性があります。
エコキュートも、停電中は基本的に新しくお湯を沸かせません。
しかし、タンクに貯めていたお湯が残っていれば、機種や状況によっては利用できる場合があります。
さらに、断水時にはエコキュートのタンク内の水を非常用水として利用できる機種もあります。
だからこそ大切なのは、
「災害が起きてから調べる」のではなく、「災害が起きる前に確認しておく」こと。
カセットコンロ、飲料水、簡易トイレ、モバイルバッテリーなどを準備しておくだけでも、いざというときの安心感は大きく変わります。
「エコキュートは、普段はお湯をつくる給湯設備。でも、災害時には“貯めてある水”が役立つこともあります。だからこそ、今のうちに使い方を確認しておきましょう!」
大雨や台風が多い季節になる前に、ぜひ一度、ご家庭のエコキュートと防災用品をチェックしてみてくださいね!
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